唇には反省の歌

ハロー、わたし。

久しぶりだね。

 

約一年がたった今、やはり私は金欠でゼイゼイ言っている。

 

彼氏はできていない。転職はできた。

 

好きな人ができて、うまくいかなくなって、

また運命の人に出会ったつもりになって、「いまは付き合えない」と言われたりして。

しかも、その人からもうすぐ7万くらい借りる約束をしていたりして。

 

経験人数が少し増えたり、

体重が3キロ減ったり。

 

キャッシングのサイクルに飲まれ、

転職で8万円増えたはずなのの借金まみれだったりね。

 

もうすぐ26歳、結婚する友達も増える中、

貯金もなくてこれで大丈夫なのかよ、と吐きそうになる。

 

ま、大丈夫さ。

人生の中の数か月ぐらい、死ぬほど貧乏だっていいだろう。

 

自分を大切にできていないのかもしれない。

けどまあ、だれのために自分を大切にすればいいんだろうなあ。

 

必要最低限以上のものに、どれだけお金を使えるかが豊かさの意味なのだとしたら、

それはもっと先のお話なのかも。

 

Creature of the night

月末のカード支払い額に絶望して、次の瞬間には通販のヘアアイロンを注文しそうになる朝。

ストレスが溜まるほどに物欲が増し、結果また金欠になって1番のストレスが増えていく。


神様が私の作り方を間違えたのか?お母さん、私がお腹にいる頃にブルーハーツでも聞いた?



昨日はお休みだったのに、思いがけない人からの好意の気配に、いつも通り気が滅入ってしまい、懇々と眠りを繰り返しながら久々にロッキー・ホラー・ショーを観た。


「やっぱりお付き合いするなら、こういう悪趣味に付き合ってくれる人がいい!」なんて興奮したけれど、今のところ同調してくれるのは学生時代の親友ひとりきりだし、婚期を圧倒的に逃しそうだから胸にしまうことにした。



大好きなものだけに囲まれて生きたいなんて、みんな思っているはずなのに、どうやって他の人たちは実現しているんだろう。



少年よ、大人になんかなるな

心のコップがいっぱいいっぱいだ。



そんな風に思うことって、世の中の人はどの程度の頻度であるのだろう。


私に至っては、本当によくある。

毎月、いや2週間に1回くらいは、「このまま貝になりたい…」とか「とっとこハム太郎になりたい…」と呻いているんじゃないだろうか。基本的に、生活に余裕がないのだ。


まず、正直に言って貯金がない。いや、一応5万円くらいはあるんだけれど、これもボーナスの残りであってそのうち生活費に消えていくはずだ。


部屋が汚い。昨日なんか、初めてゴキブリを呼んでしまったうえ、先程タバコの焦げ跡をフローリングに見つけてしまった。毎日、最低限の通勤服だけ洗濯しているが、床はゴミの山である。


彼氏もいない。2年いない。


こんな環境で心に余裕を持って生きろという方が無理だろうと、書きながら納得してしまった。


幸いにして、友人には恵まれ、よく連れ出してもらえるので定期的にストレス発散はできているし、なぜか24歳になってからやたらと男性からのお誘いが増えたので、自尊心もなんとか保てている。


しかし、ふと、今朝みたいにフローリングの焼け焦げを発見したり、今月あと使えるお金があと3週間で2万8千円だった、なんて気付いたりすると、もともと8割埋まっていた私の心はすぐに限界ギリギリ、すりきりいっぱい状態なのである。

今にもとっとこ走って滑車を回してしまいそう…。


人生のコストパフォーマンスが悪い、と最近よく思うので、変わりたい、変わりたいんですよ。ほんと。

日曜日の賛歌

朝がきた。

日曜日、早朝の丸ノ内線は空いていて、いつものように次の駅で降りる女子大生に狙いをつけて目の前を陣取る必要もなく座ることができた。

ベンチシートに預ける背中が痛い。また無意味に徹夜してしまった。
徹夜というより、前日に仕事が休みだったので、深夜まで寝て起きてを繰り返したため寝付けなかったのだ。

若い貴重な時間を無駄にしているなぁ、と情けなくなる。
シフト勤務の休日は、たいていこうして、誰とも会わず、ゴミ溜めのような部屋の中、この季節じっとりしてくるシーツの上で、腐葉土に丸まるダンゴムシのように懇々と眠ってしまう。

そのまま夕方までやり過ごすと、水分不足も相まって、ただ眠ることも辛くなってくる。
浅い眠りと眠りの合間に、パズルゲームなんかをやりながら浮かぶのは、たいてい下らない後悔の念ばかり。

今朝方なんかは、これまでに体の関係を持った男たちとの記憶が走馬灯のようによみがえり、その度「うわぁ」だの「ひぃー、勘弁してくれ」だの小さく悲鳴を上げつつ寝返りを打ちまくった。
最終的には、「君たちは、据え膳を美味しく頂いただけで罪はないのよね。コンドームが破れてしまったあの夜のことも、恨んではいないから、さ…。」と、記憶の洪水をなだめすかし、1時間半の浅い眠りに落ちたのだった。


既に乗り換えも済ませた地下鉄は、勤務先のある駅へ滑り込んだので、そろそろ終わるとしよう。

今日も生き抜くし、明日もきっと、ね。